29日目:ビジネスホテルマイルド〜65番三角寺〜民宿岡田
この日実は雨でした。
足を痛めてしまい、女性のあの日が始まり、さらに雨。
普通なら一旦家帰って回復してから戻るという手もあるけれど、仕事辞めてまで始めた歩き遍路なんで引き下がるわけにはいかないのですよ。
多分区切りで行っていたらきっと宿キャンセルして帰っていたと思う。
まさに背水の陣!
というわけで、山登りがんばるぞ。
- 急な坂道を登って行く
- この遍路道は行っていいの?
- 大きな動物が降りて来た!!
- 65番三角寺に到着
- フラットな道を歩いて行く
- 歩き遍路ツアーの人と一緒に歩く
- トンネルを通れば徳島県。え?
- 本日の宿:民宿岡田
- 本日のルート
急な坂道を登って行く
ホテルをいつもの様に7時過ぎにチェックアウトして、まずはスーパーで買い出し。
線香が足りなくなってきたので安いものを購入。お寺もあと少しなので少量のやつにしました。
さて、本題に戻り三角寺に行くには3つのルートがあるみたいですが私は甲の行き方で行くことにしました。
これは一昨日泊まった横屋さんのアドバイスでそんなに負担はかからないだろうとのことだったので。
ただ、私は地図の通りではなく遍路道の矢印やこういった案内を見ながら行ったので正直その通りに行ったかどうかはわかりませんが、途中までは多分甲の道で行っていたと思います。後から確認したら実は甲ではなく丙の道で行っていたことが判明しました。(赤線の行き方です。)
この遍路道は行っていいの?
途中の案内で2通りあってどっちいけばいいのかわからなかったのですが、私は曲がりました。
すると、こういった小さい案内があってまっすぐ行ったわけですが
遍路道の案内が壊れていて行っていいのかどうかわかりませんでした。
遍路道はスマホのナビもあてにならないので、悩んだ結果登って見てダメだったら引き返すことにしました。
道的には急な坂だったりして大変でしたが、何とか登ることができたのでよかったです。
大きな動物が降りて来た!!
そんでもって、登りきったあと何と山を降りて行く動物を見かけました。
もしかして、クマ、イノシシ…。
マジでガクブル((((;゚Д゚)))))))状態に陥りました。タイミング悪かったらどうなっていたか。
さて、ここから先は車も走る道をまっすぐ進めばあとわずかです。
って言ってもすごく長い感じがしたんだけどね。
65番三角寺に到着
この長ーい階段を登っていけばお寺に到着です。
お参り前にトイレに入ったのですが、山の上のトイレとしては珍しくすごく綺麗でした。最高。
紅葉もだいぶ色づいてきているみたいです。真ん中は梅かな?寒暖の差が激しくて咲いてしまったのでしょうね。
フラットな道を歩いて行く
さて、この後はずっと山の上の道を通って行きます。
厳しい道のりになるかなと思ったのですが、意外にフラットな感じがして歩きやすかったです。
がしかし、一番やっかいなのはトイレが無いこと
山の上の道なのでコンビニもスーパーもありません。
お遍路の休憩所にあるかなと思ったのですが何とトイレ無い!
途中こういったところもありましたが、トイレらしきものもありませんでした。(しかも何かテープ見たいなのがはがれたあとあるし…。)
ついこの間から、頻尿の状態が続き1時間ごとにトイレに行きたくなるのでこれはちょっと困りました。
すると、ふと目にしたのはお遍路ハウスののぼり。
トイレだけでも貸してもらえないか一か八かお願いしようとしたら誰もいなかったので無理は承知で電話して見たら20分ほど待つ形になるけどもう探すのもしんどいので待つことにしました。
トイレ貸していただいたのと、あと柿をいただきました。美味しかった。
こちらのお遍路ハウスのご主人の毛利さんは元英語教師の方で愛媛では有名な方らしいです。本も出しているとのこと。
こちらのお遍路ハウス毛利荘さんはTVもネットもありませんが、夜は見晴らしがいいので晴れていたら星がキレイに見えるとのことです。
本当に無理おねがいしてありがとうございます。
歩き遍路ツアーの人と一緒に歩く
トイレ貸していただいたお遍路ハウスを後にして、先へ向かいます。
すると大人数の人たちと出会いました。
話をしたところによると、大阪から来た歩き遍路ツアーとのこと。
最近、お遍路バスツアーが増えて来ていますがこういった類ってバスでお寺を回るのがほとんどですが最近はこういった歩きの遍路ツアーも出て来ているみたいです。
一国ずつ区切りで回っているので、次の日大阪に帰るとのことです。
最初は私が先行していたのですが、途中で疲れてしまい追い越されてしまいました。体力ねー自分。
トンネルを通れば徳島県。え?
途中で休憩したので歩き遍路ツアーの人ともいつの間にやらお別れし一人さびしくトボトボあるいていました。
峠の分岐道もありますが、そんなものは無視してまっすぐトンネルを進みます。
そして、愛媛県ともお別れです。
徳島県になっていますが、この辺は徳島県と愛媛県と香川県の県境が連なっています。
トンネルを抜けたら大歩危まで何kmという案内板がありました。
そう、ここはあの吊り橋で有名なかずら橋がある徳島県三好市になります。
ここまで来たら今日の宿まであと少しです。
今思えば、トンネルから出てすぐのところにドライブインがあるのですがあそこでトイレしておけばよかったと思いました。まじしんどかった。
本日の宿:民宿岡田
三角寺〜雲辺寺まで歩き遍路する人は皆ここに泊まる人がほとんどです。ってかそれ以外の宿がない。
なので結構すぐ満室になるので予約は2〜3日前にした方がよいです。私もそのくらいに電話したら最後の1室しか無かったとのことです。
取れない場合は少し先の民宿白地荘さんに案内されます。(民宿岡田さんまで送迎してくれます。)
宿は本当に昔ながらの民宿的な感じがして、でもトイレやお風呂の水周りは最新式でしたので過ごしやすいといえば過ごしやすいです。電話が黒電話でびっくりしましたが…。(今でも現役で残っているんですね。)
夜は88歳で現役のご主人が明日の雲辺寺から観音寺までの案内をレクチャーしてくれます。
注意した方がいいところなど写真付きで詳しく説明してくれますので。
あとは、TVはNHKと四国放送(徳島唯一の民放)とあとは香川県の放送でした。大阪の番組久しぶりに見れるかなと思ったのですが残念。
本日のルート
ビジネスホテルマイルド〜65番三角寺(約5km)〜民宿岡田(13km)
距離は少ないですが、先の雲辺寺までの道のりが峠道と考えたらここで泊まるのが一番いいかなと思います。
体力に余裕のある人は雲辺寺から先の民宿青空屋さんまで行くのもいいでしょう。
本日のルート内でトイレあるところといいますと。
しかありませんので、トイレ近い人は十分対策を考えた方が良いでしょう。